【4666】パーク24は駐車場を軸とした土地活用のプロ!安定配当株としても魅力

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 ロゴ日本株
タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 ロゴ

安定配当株を求めて、投資対象を調べています。

タイムズの黄色い看板でお馴染みのパーク24(4666)は、リーマンショックのときにも減配しなかった累進配当銘柄です。

累進配当とは、減配をせず、配当を維持するか、増配すること。

株主優待もあります。

パーク24の売上高、配当金推移、キャッシュフローについてまとめました。

スポンサーリンク

タイムズを運営するパーク24の実力

パーク24は、単に時間貸駐車場を展開するだけでなく、土地活用ビジネスを通じて「快適さ」を提供していくという企業理念を掲げています。

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 理念

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 理念

パーク24は、10月決算です。

3月決算が多い国内企業のなかで、配当金の受取を分散するには決算月の異なる企業を複数持つことが良いです。

パーク24は貴重な10月決算企業ですね。

しかも、優良企業。

パーク24の売上高

売上高は年々増加しています。

所有者の土地を駐車場として活用していくビジネスですが、管理地や運営台数が増えれば収益は右肩上がりに増えていきます。

規模が大きくなるほどに、安定した収入が入るストックビジネスです。

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 売上高

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 売上高

パーク24の社員に聞いてみると、時間貸し駐車場の7割くらいはパーク24ということを言っていましたので、圧倒的なシェアを誇っています。

駐車場件数とその台数が増やしていくことが鍵ですね。

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 駐車場国内事業

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 駐車場国内事業

また、カーシェアリングビジネスも当初は赤字でしたが、黒字化に展開し、安定して利益を出すようになっています。

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 タイムズカープラス

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 タイムズカープラス

私もタイムズのカーシェアを愛用していますが、リーズナブルな料金とタイムズの駐車場が多いため、カーシェアリングにありがちな「借りたいときに借りれない」ということが今までありません。

スマホ一つで車を借りられるわけですから、便利なサービスです。

配当金、配当性向

それでは、配当金を見てみましょう。

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 配当金

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 配当金

毎年増配をしているわけではありませんが、リーマンショックのときにも、配当を減額せず、配当を維持している点は評価できます。

営業費用売上倍率

タイムズ24 営業費用売上倍率

営業費用売上比率とは、費用1円あたりの売上を見る指標。

売上-営業利益=営業費用とみなし、売上÷営業費用=営業費用売上倍率を最も重視する指標としています。

「営業費用売上比率」が高いということは、「費用1円あたりの売上も高い」ということなので、儲かる商品であることを意味する。

1.15以上が望ましいとされていますが、高いほど良いです。

営業費用売上比率はいつもプラスです。単位費用あたりの企業の提供するサービスや商品の平均的な価格と見なすことができます。

営業費用はいつもプラスです。よって時系列データとしての分析対象になります。これは企業の供給の量を表す数量データとして便利な数字なのです。

営業費用売上比率は、時系列比較に値する分析指標なのです。

重要指標として位置付けていますが、このとろこは下降気味です。

営業キャッシュフローマージン

また、現金を稼ぐ力がないと配当を持続するかは不明です。

そのため、営業キャッシュフローマージンは重要な指標です。

タイムズ24 営業キャッシュフローマージン

タイムズ24 営業キャッシュフローマージン

パーク24は、この点、安定して15%以上の営業キャッシュフローマージンがあり、稼ぐ力が強い企業であることが確認できます。

キャッシュフロー

キャッシュフローの動きです。

タイムズ24 キャッシュフロー

フリーキャッシュフロー(黄色)が年々上がっており、こうしたキャッシュフローの動きは理想的ですね。

きちんと稼ぎ、設備投資や配当を出すことができる現金創出力。

パークの今後

パーク24は、タイムズペイを導入するなど、時間貸駐車場だけでなく、レンタカーやカーシェアなどのサービスを通じて、事業規模の拡大を図っています。

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 4つのネットワーク

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 4つのネットワーク

特にITにも力を入れており、業界初の駐車場オンラインシステムを開発するなど、いかにサービスが使いやすくなるかの工夫を重ねています。

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 ブランド

タイムズ24 2018年10月期決算説明資料 ブランド

パーク24は買いか

多段階配当モデルを実行すると、「買い」となっていますが、7年後の予想配当利回りはやや魅力の欠けるものです。

多段階配当モデル 
株価は割安か?
 決算年2019
手順①)税引き後営業利益13,560
手順②)税引き後営業利益の4割を配当総額5,424
手順③)疑似ROE14.3%
手順④)7年後の配当予想金額10,848
手順⑤)将来の配当利回り2.40%
手順⑥)上値目途
(7年後の投資元本)
1.00
(税前)配当再投資をすれば、右記の下落が合っても元本割れしない▲0.4%

そして、このところは株価は低迷しています。

タイムズ24 日足チャート

出典)SBI証券 タイムズ24 日足チャート

4年ぶりの安値圏ですので、買い場が来ているのかもしれません。

タイムズ24 週足チャート

出典)SBI証券 タイムズ24 週足チャート

売上営業費用倍率が低下傾向にある点は、やや買い意欲を下げてしまいます。

チャートからは買い場と判断できますが、やや投資妙味は薄れていると感じ、私は見送りします。

タイムズのカーシェアはよく利用するので、今後も期待したい銘柄ですが、高い配当性向は、配当狙いとしては逆に躊躇させる水準です。

以上、パーク24を見てみた結果でした。

ではでは。

日本株
スポンサーリンク
シーアイさんをフォローする
スポンサーリンク

株式投資では、ある程度の資金が必要です。

ただ、少額でも投資する良い方法があります。

SBI証券の新しい証券「SBIネオモバイル証券を使うこと」です。

SBIネオモバイル証券では、単元未満株である1株から購入できるため、低予算で投資が可能!

3000円など金額単位でも買うことができます。

たとえ1株でも配当金はもらえますので、株主デビューに最適の証券会社ですね。

Tポイントでも投資ができる点も魅力的ですね。

【SBIネオモバイル証券のメリット】

  • 1株から購入できる(KDDIやJTなど超優良企業を3000円くらいから買える)
  • 3000円など金額単位で購入できる
  • 月50万円までの投資なら、取引手数料が200円で固定(Tポイントが毎月200円もらえるので実質無料)
  • Tポイントを利用して株を買える(SBIネオモバだけ!)
  • スマホアプリを利用して個別株の定期購入ができる(便利!)
  • 1株からでもIPO(新規公開株)に申し込みができる

私も使っていますが、かなり使いやすいです。

少額投資でも分散投資していくことができます。

特に、個別株の定期購入は、魅力的ではないでしょうか。

まずは、今すぐ口座を開設して使ってみましょう!

口座開設は無料です。

口座開設をされたら、手数料(取引50万円までなら月200円定額)はクレジットカード払いですので、忘れずに登録しておいてくださいね。

40歳からの株式投資

コメント