NTTドコモ(9437)は、国内携帯電話のシェアトップ企業です。
KDDI、ソフトバンクとの3社のなかでは、最も解約率が低いですね。
NTTドコモは、1998年の上場以来、一度も減配をしたことのない安定配当株です。
値上がり益はあまり見込めませんが、家計のキャッシュフローを作るため、高配当でかつ、減配リスクの低い銘柄であるため、保有しています。
先日、5Gの体験をさせていただきましたが、東京五輪から5Gは世に出てきます。
また違う未来を私たちに見せてくれることは間違いないなと、今からワクワクします。
そんな通信インフラを提供してくれているNTTドコモのご紹介。
一度も減配したことのない高配当株 NTTドコモ
NTTドコモは、上場してから一度も減配したことのない強みです。
また、近年では、株主還元にも積極的になっており、自社株買いと増配を続けています。
2018年3月期で4年連続増配となっています。
2019年3月期では、1株10円(+10%)の増配を予定しており、5年連続の増配となりますね。
私は、高配当株への投資を集中させていますが、NTTドコモのように、
- 減配がない
- 業績が安定
- 増配株
というような銘柄は、安定配当株として保有しておきたい銘柄と考えています。
配当性向は50%程度と増配余地あり
1株利益のうち、どのくらい配当金に回しているのかという目安を見るのが「配当性向」です。
配当性向が100%を超えれば、利益以上に配当金を出しているので、減配のリスクが高まります。
NTTドコモの場合、業績も好調ですし、配当性向は安定して40%~60%程度の範囲内で収まっています。
NTTドコモの売上高推移
NTTドコモの売上の大半は、携帯電話事業です。
なにしろ、国内シェア4割とトップですからね。
ドコモを知らない人はいないでしょうし、4兆円規模の売上が安定してあります。
NTTドコモの営業利益
携帯電話会社は儲けすぎというような批判もありますが、その裏で莫大な設備投資をしていますので、きちんと収益を出してもらわないと困るのは私たちです。
日本のように、安定した通信インフラが整っているのは、携帯会社の努力のたまものではないでしょうか。
ドコモの営業利益は、1兆円には届きませんが安定して8,000億円以上あります。
2019年度からは、携帯料金の引き下げを明言していますので、業績は落ち込むことが予想されています。
そこでも、配当を維持、または、増配してくれることを期待したいですね。
NTTドコモの営業キャッシュフロー・マージン
営業キャッシュフロー・マージンとは、
で算出されます。
営業キャッシュフローは、会計的にごまかしにくい、キャッシュフロー(現金の動き)計算書から読み取ることができます。
そして、現金を稼ぐ力を読み取ることができるため、『営業キャッシュフロー・マージン』はとても重視しています。
15%以上あれば、キャッシュを作る力が強いと判断できますが、
NTTドコモは30%前後ありますね。
驚異的な現金を稼ぐ力を持っています。
配当金目的の投資を初めてする場合、NTTドコモのような株はうってつけです。
現在、600株保有していますが、最低でも1,000株までは買い増ししたいと考えています。
NTTドコモの携帯電話以外の収益
NTTドコモは、携帯電話の市場飽和もあり、また、政府からの携帯料金引き下げの圧力もあります。
最大2割~4割の携帯料金引き下げを2019年春から実施予定ですので、モバイル事業の巨額減収は避けられません。
以前から、NTTドコモは非携帯電話事業に力を入れており、順調に育っています。
1,400億円規模に育つ
まだまだNTTドコモの営業利益全体から見ると小さいですが、
全体の20%近くになるまで育ってきています。
dカードをはじめとする金融分野などがけん引していますね。
核となるのはdポイント
私もdポイントを貯めていますが、核となるのは「dポイント」です。
以前はドコモユーザー限定だったポイント制度を開放し、今では誰でも貯めることができます。
私もドコモ契約者ではありませんが、dポイントを貯めています。
dポイントを軸とした、ポイント経済圏により消費者の囲い込みを実施。
楽天ポイントを猛追するまでになっています。
dカードも極めて順調ですね。
5Gに向けての準備
5Gが始まると、
- 大容量
- 低遅延
- 複数同時端末
という4G(LTE)ではなかなかできなかったことができるようになります。
特に、大容量が武器となる映像コンテンツ事業は期待が大きいですね。
コンテンツ、映像技術のノウハウを有する「NTTぷらら」を子会社化することで、dポイント会員との調和をめざしています。
NTTドコモは安定配当
携帯料金の引き下げによる業績悪化は気になります。
ただ、NTTドコモは財務基盤はかなり強固ですし、稼ぐ力もあります。
そして、非携帯電話事業も順調です。
今後の配当維持に死角なく、継続保有、または、買い増ししていく銘柄です。
ではでは。
コメント