プレミアグループ(7199)は中古車オートクレジットとワランティ(修理保証)の2本柱の事業を展開する会社です。
2017年に新規上場した会社ですが、社歴は12年ほどあります。
2019年4月1日に株式分割(1→2)を予定していますね。
成長力もあり、配当性向40%を目安に配当金を出す方針を打ち出していますので、今後伸びる増配銘柄として着目しています。
プレミアグループとは
「オートクレジット」は月々の分割払いで購入できるサービスです。
車は分割払いで購入することが多いですが、そのサービスを手掛けています。
オートクレジット分野は、銀行系クレジットが手掛けていますが、参入障壁が高く、新規参入はプレミアグループの1社のみです。
そして、銀行系は縛りも厳しいですが、プレミアグループは唯一の独立系としてこのオートクレジット事業を展開しています。
また、ワランティは修理保証サービス。
家電や携帯電話のほうがイメージしやすいですが、もし故障があった場合に修理保証をするものですね。
クレジット事業が大半を占める現状ですが、ワランティ事業と半々程度にまで将来成長させることを目標にしています。
営業費用売上倍率
売上-営業利益=営業費用とみなし、売上÷営業費用=営業費用売上倍率を最も重視する指標としています。
「営業費用売上比率」が高いということは、「費用1円あたりの売上も高い」ということなので、儲かる商品であることを意味する。
引用:「99%勝てる株が見つかる本」
1.15以上が望ましいとされていますが、高いほど良いです。
営業費用売上比率はいつもプラスです。単位費用あたりの企業の提供するサービスや商品の平均的な価格と見なすことができます。
営業費用はいつもプラスです。よって時系列データとしての分析対象になります。これは企業の供給の量を表す数量データとして便利な数字なのです。
引用:「99%勝てる株が見つかる本」
営業費用売上比率は、時系列比較に値する分析指標なのです。
営業費用売上倍率は、1.15以上で推移しており、四季報による2018、2019年度決算においても高い倍率を誇ります。
1商品当たりの利益が高い事業モデルと言えます。
1.25当たりの水準は、NTTドコモやKDDIのような通信インフラを手掛ける企業と同水準なので、かなり高いですね。
プレミアグループの配当金・配当性向
2017年以降、配当金を出しています。
配当性向は40%を目途に配当を出す方針を打ち出しています。
これまでの配当金は、利益剰余金ではなく、資本の払い出しのため、配当所得という形ではないので税金がかからなかったですね。
プレミアグループの強み
車市場は巨大市場です。
繰り返しになりますが、独立系としての強みがあるので、ほかのオートクレジット事業を展開する銀行信販系より機動的なサービス展開が期待できます。
クレジット取扱残高、ワランティ取扱残高
クレジット取扱残高、ワランティ取扱残高ともに、右肩上がりで成長しています。
創業以来2ケタ成長を続けているワランティは、累計10万件を突破するなど絶好調ですね。
プレミアグループの成長戦略
今は国内での展開が主となっていますが、海外事業への展開に乗り出します。
特に、日本車の多いタイなどアジアでの展開を公言しています。
クレジットとワランティの2本のストックビジネスをコアに、さらに新規事業も予定しているので、企業の成長を見据えていきたい。
時価総額200億円程度とまだまだ小粒企業。
新規投資候補として、購入を考えています。
カーライフのトータルサポートを推進する企業として、保険など別分野も乗り出していければ、事業の厚みがでてきそうです。
株価は2018年末の東証一部上場を公表後に暴落していますが、拾っていきたいなと。
以上、プレミアグループでした。
ではでは。
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