2018年に新規上場したばかりの会社です。
国内シェアNo.1の導入実績をもつ、「マンションインターネット事業」がメインの会社ですね。
独禁法違反の疑いもあり、株価は急落していますが、ストックビジネスゆえの力強さも魅力であり、同社株へ投資をしています。
新規分譲の大型物件、学生マンション、賃貸向けマンションなどの導入が進んでおり、導入数が増えれば増えるほど安定的に業績が向上していくことが期待できますね。
アルテリアネットワークスの業績
2018年に新規上場したばかりですので、データは乏しいです。
2019年3月期はIPO関連の費用もあり、減益決算でした。
決算期 ▲ | 売上高 ▲ | (前期比) ▲ | 営業利益 ▲ | (前期比) ▲ | 経常利益 ▲ | (前期比) ▲ | 当期利益 ▲ | (前期比) ▲ | EPS ▲ | BPS ▲ |
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2017/03 I | 41,365 | -% | 5,926 | -% | 5,503 | -% | 4,142 | -% | 82.8円 | 125.2円 |
2018/03 I | 47,587 | 15.0% | 7,549 | 27.4% | 7,146 | 29.9% | 4,610 | 11.3% | 92.2円 | 237.3円 |
2019/03 I | 49,219 | 3.4% | 7,358 | -2.5% | 6,879 | -3.7% | 4,570 | -0.9% | 91.4円 | 330.2円 |
2020/03予 I | 50,778 | 3.2% | 8,372 | 13.8% | 7,912 | 15.0% | 5,119 | 12.0% | 102.4円 | -円 |
20年3月期は、前年同期比で売上高+3.2%、営業利益+13.8%と二桁増益を見込んでいます。
アルテリアは総合商社・丸紅系の情報通信プラットフォームの会社。
マンション全戸一括型光インターネット接続サービス事業を手掛けていますが、導入戸数は増加しています。
光ファイバーの全国基幹ネットワークを整備しているのは、NTTなどの通信メガキャリアとアルテリアしかありません。
BtoB向けの事業にも特化しており、今後需要が見込まれる5Gが展開していけば、同社にもスポットが当たるのは間違いないと考えています。
キャッシュフロー
フリーキャッシュフローをきちんと生み出すことができています。
重要視する営業キャッシュフローマージンは、21%と高水準。
私は営業キャッシュフローマージン15%以上をひとつの指標にしていますので、アルテリアネットワークスのように現金を稼ぐ力の強い会社は投資対象となります。
決算期 ▲ | 営業CF ▲ | 投資CF ▲ | 財務CF ▲ | 現金・現金等価物 ▲ | フリーCF ▲ |
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2017/03 I | 9,555 | -12,570 | 3,357 | 5,140 | -3,015 |
2018/03 I | 11,900 | -6,914 | -2,847 | 7,278 | 4,986 |
2019/03 I | 10,662 | -5,407 | -3,244 | 9,288 | 5,255 |
配当性向は倍増へ
配当政策としては、配当性向50%程度を中長期目標とした安定的な配当の継続をめざしています。
19年3月期は、配当性向28.7%だったのを20年3月期は50%程度に引き上げますので、配当金が倍増する可能性がありますね。
アルテリアネットワークスの株式指標
PER11倍と割高ではない水準です。
株価は11万円ほどをうろうろしていますので、買いやすい水準です。
時価総額は560億円ほどですが、5Gがにぎわい始める2020年~2023年頃までには、1000億円は超えるのではないかと考えています。
同社の強みである光ファイバー網を活用した事業は、ストックビジネスとして、収益の積み上げを期待しています。
長期保有方針。
ではでは。
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